パーキンソン病、幻・錯覚の原因は…
脳の神経難病「パーキンソン病」の患者で、血液中のたんぱく質がわずかに増えると、幻覚や錯覚を引き起こすことがあると、
国立病院機構宇多野病院(京都市)の澤田秀幸臨床研究部長らが発表した。
投薬方法を変えることなどで、幻覚の発症を抑える可能性があるという。
論文はアメリカの科学誌プロスワンに掲載された。
パーキンソン病患者の治療中、いないはずの人が見えたり、床のゴミが動いて虫に見えるといった幻覚が現われる人がいる。
その際、治療薬を減らすといった処置が必要で、治療上の問題点になっていた。
今回幻覚などとの関係が指摘されたたんぱく質は体内で炎症があると肝臓から血液中に放出される。
患者の血液でこのたんぱく質がわずかに増えていることに着目。
同病院で治療を受けている患者111人についてたんぱく質の量を調べた。
その結果幻覚を見た患者28人では見ていない83人に比べ、血液中の量が平均で約2倍多くなっていることがわかった。
わずかなたんぱく質が脳を刺激し、幻覚を起こしている可能性がある。
患者の口の中を清潔にしたり、抗生物質を投与したりして炎症を抑えれば、幻覚も見にくくなるのではないか。
パーキンソン病は脳内でドーパミンという伝達物質を作る細胞が減り、手足が震えたり緩慢になったりする病気。
幻覚の消し方などが以前ためしてガッテン紹介されていましたが、幻覚がどれぐらい怖いのか再現していました。
第二の認知症レビー型小体と幻視を消すコツと気付くポイント
人間の幻覚などの消し方は紹介されていましたが、虫を消すのは難しいみたいです。
そもそも幻覚が見えにくくなればもっと生活しやすくなるに違いありません。