てんかんは100人に1人がかかるといわれており子供の頃に発症することが多い。
てんかんは脳が突然興奮してんかん発作。
子供の場合、てんかん発作が続くと脳の発達が妨げられる。
静岡てんかん 神経医療センター小児科 高橋幸利先生
将来このてんかんが原因で車の運転ができなかったり、 必要なかったらそれでいいですが、 運転が必要であった場合、 てんかん発作などで交通事故、死亡事故を起こさないためにもてんかんについて理解を深める、知っていおいたほうがいいと思います。
富士の病ではなく抗てんかん薬で約70%発作が止まる 飲み薬で
止まらなければてんかん手術 新しい治療法で発作を抑制できる
子供の頃に治療を始めるのは大事。
発達が妨げられる 乳幼児期に早く見つけることが重要
部分発作はなかなかてんかんと判断できないかもしれない
気づきにくい発作症状として
乳児だと肩をひきつるスパズム発作
乳児以降だと方がピクンとうごくミオクロニー発作
全身が動く→てんかん発作
体の一部だけ→生理的なものの場合が多い
正常な場合は規則正しい
てんかんは波が出現 棘波(きょくは)が見つかることで診断
てんかん発作の子供の画像
右が脳がうまくできていない部分がある。
表情は変わらないが脳波に変化。
左を向いていく 目をぱちぱちをする 右の脳が発作 右手が上がり 明らかな発作症状
発作は1分三十秒続き治まった。
子供ですと2〜3泊 日常生活を送りながら脳波を記録
発作の時、意思がどの程度低下するか 眼球や頭部がどちらをむいているか
抗てんかん薬 一種類のみ 少量から始める 少ない量から始める
部分発作 カルバマゼピン →第二選択 バルプロ酸ナトリウム ラモトリギン レベチラセタム クロバザム
全般発作 バルプロ酸ナトリウム →第二選択 ラモトリギン レベチラセタム クロバザム (意識を失う欠神発作がある場合はカルバマゼピンは使わないのが原則)
発作の変化や副作用の出方を見て種類を変えたり飲み合わせを変えたりする。
発作が起こったときに使うのはジアゼパム。
体重の増加や生活習慣の変化があったら血液検査を受ける
発作が起きなくなっても少なくとも2年間は飲み続ける、ゆっくり減量する。
発作がおさめられない場合は難治性てんかん。
部分発作の難治性てんかん 幼児から小学生から中学生は手術を検討
全般発作の難治性てんかん 幼児から小学生低学年は抗てんかん薬+ケトン食療法(炭水化物たんぱく質1:脂肪3)
ケトンとは体内で脂肪代謝が活発になるとできる物質、脳の異常を押さえる作用がある。
バターマヨネーズ卵などを多く使う。
てんかん焦点切除術の画像 58%に効果有 80%の患者が改善
選択的海馬扁桃核切除の画像 部分発作でも側頭葉 70〜80%の患者が改善
リスクは安全といわれている。死亡率1%未満。